女性の保険は保険各社が特色を持たせて様々な保障内容の保険商品を販売しています。
これだけたくさんあるとどこの保険会社の、どの保険がいいのか...正直なところ選ぶのが大変です。
そこで、女性の保険について最も失敗しない選び方について考えてみましょう。

女性の保険が持っている最大の役割は女性特有の病気に対する入院保障です。
女性の保険と銘打っている保険商品には全て共通してこの保障がついています。
しかし、その保障内容には各社差があります。まず一番分かりやすい差が保障額。
入院1日につきいくら、というアレです。低いものでは1日5000円程度からで、高いものだと1日15000円程度の入院保障となっていますから、まずはこの入院保障にどれだけ必要かを考えましょう。
もちろん入院保障が高いに越したことはありませんから手厚い備えの保険にしておくことは正解です。
ですが、その分保険料がアップしてしまったり、他の部分の保障が削られてしまうのは当然のことです。

まずは入院保障の金額について「最低限これだけは欲しい」という金額を決めます。
金額を決めろと言われても、なってもいない病気の治療費を想像できない...ごもっともだと思います。
無理に金額を算出するという意味ではなく、自分自身のこれまでの生活や現在の状況を考えて、健康に不安があるのであれば手厚く、特に婦人病と言われるような女性特有の病気に対して何らかの心当たりがあるのであれば、なおさらですね。
そうでないのであれば少々低い保障額でも良いかも知れません。

女性特有の病気以外の入院や手術の保障についても各社バラツキがあります。
女性の保険なので女性特有の病気を保障するのも大切ですが、それ以外の病気やケガにもリスクは当然あります。
女性特有のものとは言わないが、健康に不安があるということならこの部分の保障を手厚く考えるのが良いと思います。

また、女性保険だけではありませんが、医療保険には定期的に一定金額のお金がキャッシュバックされるものがあります。
入院の有無にかかわらず支払われるボーナスや、一定期間入院しなかった(つまり保険を使わなかった)場合に支払われるボーナスなど。
これらは保険を掛けながら貯蓄出来るという要素を兼ね備えているので、一見大変お得なように見えます。
これについては別の項で詳しくお話しますが、お金が戻るということはそれだけ保険料がアップしてしまったり他の保障が削られてしまうことにもつながりますから、損得勘定をしっかりと計算してから選ぶのが良いと思います。

女性の保険には女性の保険独特の細やかな配慮があります、と別の項で書きました。

女性の保険にはそこでお話した以外にも沢山のユニークな保障や特約があります。
そこでは書き切れなかったユニークな保障を書いてみます。

まずはエース保険の「ほけん貴族L」。
これも通常の女性向け医療保険としての保障内容はおおむね同じです。
しかし、入院保障の原因として地震や津波などの自然災害でも入院給付金が支払われるという点では少々ユニークです。ですがこの「ほけん貴族L」がユニークなのはこれだけではありません。

「ほけん貴族L」は加入者の女性が何らかの事故や犯罪の被害者となって損害を被った時にも給付金が支払われます。損害を被った、というのは被害事故で身体に障害が残った場合や死亡してしまった場合という意味ですが、状況に応じて40万円~1000万円まで保障されます。また、さらに日常生活で受けた何らかの被害を損害賠償請求する際に相談する弁護士費用(1回1万円、1被害につき3万円まで)、弁護士費用(300万円まで)までもが保障されています。

何かと物騒な世の中、女性が犯罪被害に遭ってしまうニュースが後を絶ちません。そんな社会情勢を反映したような保障内容です。医療保険という分野をはるかに超えてしまっている感のある保険商品ですが、女性を取り巻く環境の現実なのでしょう。

次に、女性本人ではなく、女性の周辺に起きるリスクを想定した保障をご紹介します。別の項でも登場した東京海上日動あんしん生命の「あんしんアミュレット」。これには「配偶者死亡保険料払込免除特約」という少々難しい名前の特約があります。これは一体何でしょうか、どういう点が画期的なのでしょうか。

女性は結婚をすると配偶者、つまり夫の収入で家計を維持するケースが多くなります。つまり専業主婦またはそれに近い状態です。その状態の人が女性の保険に加入したとします。働く女性であっても専業主婦であっても、女性特有の病気になってしまうリスクは同じなのですから珍しいことではありません。

その人の夫が亡くなってしまったとしたらどうでしょうか。保険料の支払いが難しいからと言って女性特有の病気が待ってくれるわけではありませんから、保障は継続して保険料の支払いが無くて済めば...と考えます。

そんな都合のいい話を実現したのがこの特約です。
女性本人だけでなく、女性の生活を支える人のリスクまでも想定した保険商品ですね!!

女性の保険を選ぶ方法として何が頭に浮かびますでしょうか。現在なら、間違いなくインターネットですね。インターネットの登場により、保険のように比較検討したい商品の検討が飛躍的に簡単になりました。ここではインターネットを使った女性の保険の探し方についてお話します。

保険に関する比較サイトはたくさんあります。その中でも有名なのは「保険市場」(http://www.hokende.com)というサイトです。ここではこの「保険市場」を例にとってお話しましょう。余談ですが、この保険市場は2007年に大きく話題になることがありました。ご存知ボクシングの亀田3兄弟の次男、亀田大毅選手が対戦相手の内藤選手相手に反則技を何回も繰り出して出場停止処分になり、亀田一家への風向きが大きく変わる転機になった試合がありましたが、この時に内藤選手についていた唯一のスポンサーがこの保険市場でした。内藤選手のボクサーパンツのお尻部分に大きく「保険市場」と書かれていたことは当時大変な話題となり、一躍このサイトを有名にしました。

保険市場では保険を細かく分類し、30社の保険会社から136の保険商品(2007年11月13日現在)が掲載され、それぞれの保険商品の保障内容や人気度などを一発で比較できるようになっています。医療保険、がん保険、自動車保険、地震保険、シニア保険、生命保険、子供保険、海外旅行保険、バイク保険…まだまだありますが保険だけでもこんなにあるのかと思わされます。その中の一角に女性保険があります。保険市場では医療保険の次、2番目に並んでいますからそれだけニーズの多い保険なのでしょう。

保険を比較する要素はたくさんあります。ある一点だけを見てもそれは比較したことにはなりませんから、あらゆる角度から見てみたいものです。保険市場ではそこにも工夫がされており、保険料、人気度(資料請求ランキング)、保険期間、保険金などそれぞれの要素で女性保険を比較することが出来ます。私がこの中でも興味を持ったのは資料請求ランキングです。他の人たちがどの保険商品に魅力を感じて資料請求をしているのかが一目瞭然ですから、サービス競争の結果を知ることが出来ますから、大いに参考になります。実際に保険市場の各保険商品のランキングを見てみると、国内外問わずいいと思ったところがそのまま順位を上げているのが分かります。以前のように人間関係のしがらみなどで公平に選ぶことが出来なかった時代では考えられません。

比較サイトやランキングサイトは他にもたくさんあります。検索エンジンで探して色々なサイトを見てみるのも面白いものです。